山下潤選手が凱旋来校されました。

2021年10月21日(木)

TOKYO2020のオリンピアン、山下潤選手がオリンピック出場の報告に来校され、在校生に向けての講演を行いました。

TOKYO2020、陸上競技200Mに出場した山下選手、福島高校から筑波大学を経て現在はANAに所属。
オリンピックでは熱い走りを見せてくれました。
次のパリ五輪に向け、すでに戦いが始まっています。

在校生に向けての講演は、新型コロナウィルス感染症対策として、視聴覚室から全校放送で在校生に向けて発信されました。

生徒会長など少人数の在校生代表が視聴覚室に集まり、講演の後半は在校生から山下選手への質問タイムとなりました。

「練習は苦しくないですか?」
との質問には、
「苦しいと思うことはあるけれど、嫌だと思ったことはありません。練習をしなければ結果にはつながらないから」
と。
また、「大学に進学したときは、周りがみんな自分より速い人ばっかりだったから、速くなることだけに専念できた」
等、福島高校初のオリンピアン(正式競技)の言葉は、在校生にも響きました。

【在校生へのメッセージ】として、
「高校時代は結果を恐れずに、好きなことに全力で取り組んで欲しい。大学に行くと自分の世界が広がるが、自分の力を信じて、周りに流されることなく進んでください」
との言葉をいただきました。







太田朝弓さんが福島高校校歌・應援歌現代語訳集を発行

2021年05月17日(月)

すでに新聞などで取り上げられていますが、福島高校卒業生でお茶の水女子大学の学生の太田朝弓(さゆみ)さん(高72回卒)が作成した「福島高校校歌・應援詩現代語訳集」が、1,000冊印刷され、母校に贈呈されました。

5月14日に行われた同窓会役員会において、太田さんも出席くださりご挨拶がありました。
その際に短い時間でしたがお話をお聞きしました。

きっかけは昨年の新型コロナウィルスで伝統行事の応援歌講習が中止になったこと。
伝統を中断してはいけない。という思いから、冊子を制作。
なんと、300冊を手作りで製本して学校に届けたそうです。(初版発行は2020年10月24日付)

その後、今年1月に同窓会から印刷の話が太田さんに寄せられ、なんとそれから菅野和夫東京大学名誉教授(高13回卒)、カルビーの伊藤秀二社長(高27回卒)に突撃インタビューを敢行(時節柄、お電話で)し、内容をさらに充実させ(初版約40ページ、第二版約50ページ)、今回の発行となりました。

素晴らしい行動力です。
もちろん、第三版もあると思いますとのこと。
今回1000冊印刷されたので、3年後くらいでしょうか。
さらなる充実の内容となるよう、皆さんのご協力をお願いいたします。



左が初版、右が今回の第二版


制作者の太田朝弓さん


渡辺会長と

同窓生紹介 ~小林香さん~

2017年10月03日(火)

福島高校卒業の同窓生の皆さんを紹介していく、
「梅高生、決断の時」

第一弾は、第十二代福島市長・小林香さん(高29回卒)です。
公務が大変お忙しい中を、梅苑会館においでいただき、お話をきかせていただきました。

kobayashi001
 

-お忙しい中をありがとうございます。まずは高校時代のことや、高校時代に考えていた将来の目標など聞かせてください。

小林:「中学時代から、将来は弁護士になる!と心に決めていました。運動も好きでしたから高校ではサッカー部に入りましたが、
入部前からサッカーは1年だけと予定していました。
当時住んでいたのは保原町でも福島市に近い場所でしたが、自宅から高校までは山道を含んで片道11kmあり、保原町のまちなかの病院によって帰ったりすると、往復で30km近くになりました。
自転車通学でしたが、やはり疲れましたね。
1年での退部、ということで多少迷いがなかったわけではないですが、『弁護士』という目標がありましたから、それに向かって自分で決めた三年間を過ごそうと決断しました。

-高校入学前からの目標に向かって、真っすぐに進んだ高校時代ということですね。高校時代の思い出などはいかがでしょうか。

kobayashi006梅苑祭は楽しかったですね。
三年生の時、梅苑祭の仮装行列で優勝しました。「三年四組」だったので、「三四郎」がテーマでした。夏目漱石の小説「三四郎」プラス、もうひとつは「姿三四郎」からのテーマだったと思います。
私も、三四郎の活躍した明治時代の古い学生服の装束をして、練り歩きました。もちろん、福女(現:橘高校)の脇の道も歩きましたよ。(笑)
今もそうでしょうけれど、仲間と一緒に毎日ひとつの目標に向かったあの梅苑祭の時期は、とても楽しく素晴らしい時間でした。

それから高校時代の思い出は、高校一年、15歳の時に自転車で東北一周したことですね。
福島から宮城を通って平泉~十和田湖~秋田~山形と巡り、合計約1,200km。5泊6日の旅でした。
私は、計画を立ててそれを実行するということが大好きで、実はこの東北一周も高校入学前から予定を立てていました。
一年生の夏休みに行こう。と。
ところが、当時は夏休みに旅行する時は高校に申請をして許可を頂かなくてはならず、当然ながら「許可できない」と言われましてね。
まぁ、当然なんですが。。
困っていると先生が「学校としては許可できないけれど、お前が行くっていうならばそれは止められないよな。」とつぶやいたものですから、
「それならば行きます」と、、、(笑)
この話には、続きがあります。
51歳の時に、「奥の細道」を、東京の深川から福島市の文知摺観音まで歩きました。週末を利用して、25回くらいに分けて徒歩で歩きました。
歩き終えたときは52歳になっていました。

自転車旅行も同じですが、目標をもってそれに向かうことは大切ですが、やれるときにやっておくということも大切です。
後輩の皆さんも、今がやるときだ!と思ったら、そこで思い切っていろいろなことをやってみてください。

-大学は中央大学法学部でした

kobayashi004実は私、中央大学法律学部法律学科は二回合格しているんです。
最初に合格した年は、国立大学に行きたいと思っていたので、合格後に入学手続きをしなかったのです。
今から思えば、手続きだけはしておけばよかったと思いますね(笑)
ともあれ、法学部に入学したということで、自分の目標に一歩近づいた気持ちでした。懸命に勉強しました。
そして司法試験を受けるわけですが、択一式試験と論文試験があり、択一式試験は問題ないのですが、どうも論文試験がうまくいかない。
そうこうしているうちに、『弁護士も魅力的な仕事だけれども、日本という国家を動かす、国家公務員という仕事も素晴らしい』と考えるようになりました。
国家公務員の試験というのは、司法試験の勉強と共通している部分も多かったので、決して易しいというわけではないですが、進路を変更しやすいということではありました。
とはいえ、私にとっては人生で最初の大きな決断をする、まさに転機でした。

-大蔵省から環境省に出向され、国家公務員として、お忙しい日々をお送りされる中で東日本大震災に遭われた。

そうですね。あの日、3月11日は、八戸の国立公園候補地を視察するところでした。急遽仙台に車で戻り(当時は環境省東北地方環境事務所長)翌日から4か月に渡り被災地の支援に対応しました。
7月からはアスベストの被害者救済の担当になったため(独立行政法人環境再生保全機構の石綿健康被害救済部部長に就任)、震災対応から離れました。
国家公務員の職も非常に重要です。命を削って働いているといっても過言ではありません。
しかし、福島出身者としては毎日がもどかしく感じました。震災後に苦しむ地元のために、自分ができることはないだろうかと。
それで、故郷に戻り、苦しんでいる福島市民のみなさんのためにと、人生で最大の決断として、平成25年に市長選に出馬させていただいたのです。

kobayashi005-大きな転機でした。

私の人生には、お話ししたように二度の大きな決断の時がありました。

1つは、司法試験から国家公務員試験、弁護士から国家公務員へと進路を変更したこと。
2つめは国家公務員から福島市長選へ出馬したことです。
特に市長選への出馬は、家族や自分の将来を考えれば、なんの地盤もない自分にとっては、人生最大の決断の時でした。

人生において目標を持つことは大事なことで、それに向かって計画を立てて進んでいくということは重要です。
人は目標に向かってまい進する過程で、勉強をし努力をします。そのために生きているといえます。
ですが、人の人生には必ず転機や岐路があります。
それは、突然やってきます。どこにあるのかは、まったくわからない。
その時に大切なのは「柔軟性」です。
転機や岐路というのは、懸命に努力してきたからこそ開けた「別の道」と考えることもできます。
それまでの道から方向転換して、また進んでいくという柔軟性を持つとこもまた、非常に大切なことです。

若い同窓生の皆さん、志を持った大きな目標と、一途な努力、そして柔軟性。これらに基づいた決断で、人生を歩んでください。

-ありがとうございました。最後に、同窓会について

福島高校には太宰府天満宮から贈られた、梅の木があります。
同窓生の皆さんと同窓会のネットワークの力の賜物とうかがっております。
この梅の木は福島高校だけのものではなく、福島市民全員に贈られたものだと思っています。
今後も福島高校、福島高校同窓会は全国と福島市の連携の懸け橋として存在していければ素晴らしいですね。

 

陸上日本選手権「200M決勝」に卒業生出場!

2017年06月29日(木)

6月25日に行われた、陸上の日本選手権男子200M決勝に、同窓生の山下潤(筑波大)さんが出場。
優勝したサニブラウン・ハキームと優勝を競いました。
6月に行われた日本学生個人選手権の同種目では、20秒59の自己ベストで優勝。
この日の決勝では6位だったものの、東京オリンピックに向けて頑張って行ってほしいですね!

yamashita06
福島民友新聞6月26日付

同窓生活動紹介(和合亮一さん)

2017年06月11日(日)

平成29年6月11日付、日本経済新聞32面(文化面)に、39回卒・和合亮一さんが紹介されています。
ご紹介いたします。

wago0611s

風野真知雄さん

2016年04月13日(水)

1951年生まれの同窓生。
歴史小説を中心に、既に50冊以上の本を出版されています。

1600年、関ヶ原の戦いの際に福島市内で起きた、北の関ヶ原・「松川の合戦」の模様を描いた、

「奇策」(祥伝社文庫

は、是非ご一読いただきたい作品です。

kazeno_s
>>Wikipediaで確認